人間ドックを受けよう

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  1. 人間ドックと健康診断の違い
  2. 人間ドックの必要性、何歳から受けるべき?
  3. 人間ドックで受けるべきおすすめ検査
  4. 費用と補助金

1.人間ドックと健康診断の違い

人間ドックと健康診断の共通点としては、現在の健康状態を知り、病気を予防したり治療することに役立てることが目的である点です。

大きな違いとしては健康診断は法律で定められていますが、人間ドックは自己判断で受けるといった点です。また人間ドックでは基本的にお金がかかります。

健康診断

健康診断は企業に勤めている方は毎年定期健診を受けているでしょうし、40歳~74歳の人では特定健康診断を毎年受けていると思います。健康診断の中にも種類はたくさんあります(定期健診、雇い入れの健康診断、特殊業務従事者の健康診断など)。健康診断の項目は少なく、主に生活習慣病の徴候がないか、調べることを目的にしています。

具体的な内容について、一般健康診断の中で最も受ける定期健康診断を例に見ましょう。

  • 問診
  • 身長、体重、腹囲、視力及び聴力の検査
  • 胸部レントゲン
  • 血圧検査
  • 貧血の検査
  • 肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
  • 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清中性脂肪)
  • 血糖検査(HbA1c)
  • 尿検査(尿中蛋白及び糖の有無)
  • 心電図                  

人間ドック

人間ドックは自分で検査項目を選択できることが特徴です。一方で選択できる項目は多く、難しく感じてしまうかもしれません。定期健診の内容はほとんど受けれますし、胃カメラや大腸内視鏡検査、CT、MRI、超音波検査、腫瘍マーカーの測定なども選択できます。項目だけで言うと100項目程度あります。

2.人間ドックの必要性、何歳から受けるべき?

定期健診を受けている人からしたら受ける必要性を感じないと思われがちですが、受ける人はそれぞれ状況が異なるため(個人の年齢や性別、家庭の家族歴など)、より個人にフォーカスした検査が受けれる点がメリットです。

例えば、家族に大腸癌や卵巣がんの既往のある方が多い場合、選択的に大腸内視鏡検査や便潜血検査、腫瘍マーカーの測定することが出来ます。

また、健康診断ではわからない病気を発見することが出来る点もメリットです。具体的には、胃カメラでピロリ菌の有無、大腸内視鏡検査でポリープの有無、脳ドックで脳の萎縮の有無、などです。一番大きなメリットとしてはやはり癌の早期発見に役立つことが出来る点だと思います。

人間ドックを受け始める年齢に関しては、高齢になればなるほど必要性は増します。しかし基本的には受けれるのであれば、今年からでも受けてもらうのが一番良いです。私自身も30代の頃から毎年受けています。

3.人間ドックで受けるべきおすすめ検査

これに関しては完全に個人的な意見になりますので、ブログを読んだ方は参考にしていただき、個人にあった項目を選んでください。

▼個人的おすすめ検査

男性:前立腺癌検診、胃カメラ、大腸内視鏡検査、胸部CT

女性:乳がん検診、胃カメラ、胸部CT、子宮がん検診

男性は40代から胃癌・大腸癌のリスクが上がり、50歳以降は脳血管疾患のリスク、心臓血管疾患のリスクが上がります。女性では20代から子宮頸癌のリスク、30代から乳癌のリスク、40代からは大腸癌のリスクが上がります。さらに男性の癌罹患数ランキング1位は前立腺癌、2位は大腸癌、3位は胃癌、4位は肺癌(2019年度)、女性の癌罹患数ランキング1位は乳がん、2位は大腸癌、3位は肺癌、4位は胃がんとなっています。

病院によっては胃カメラ・大腸内視鏡検査をバリウム検査に置き換えることが出来ますが、私的には絶対にカメラでの検査をおすすめします。というのも、小さな病変をバリウムでの検査で発見することは難しいからです。病気の早期発見のために検査をしているのに、大きくなってからでないと分からない検査は厳しいです。

あとは癌の既往のある家族が多い方では、PET-CT検査もお勧めします。

4.費用と補助金

費用

地方で異なる上、選ぶ項目によってもかなり異なります。参考までに1日人間ドックの平均を載せます。

全国平均:43000円 

北海道・東北:38000円 関東:47000円 中部・北陸:40000円

近畿:44000円 中国・四国:38000円 九州・沖縄:37000円

補助金

自営業を経営している方などが加入している国民健康保険では、市町村により人間ドックの補助制度を設けています。市町村によって内容は異なるので、自分の住んでいる市町村のホームページで確認してみてください。

また、企業が加入している健康保険(協会けんぽや健康保険組合)によって補助金が出ることがあるので、是非これを機に確認してみてください。

定期健診はもちろんですが、人間ドックを受けて疾患の早期発見を目指し、健康寿命を延ばしましょう。定期健診も人間ドックも毎年受けることが大切です。特に人間ドックはお金がかりますし、自発的に検査を受けなければならないので継続して受けることが難しいですが、自分の健康のために頑張りましょう。

 

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